特許とプロ人材の力で新規事業を推進!未来を切り開くEVロータリーシステムの挑戦

特許を活かした新規事業の立ち上げ

千葉県船橋市に拠点を置く株式会社船橋総行は、事務用品やOA機器の販売業を手掛ける企業です。同社は「EVロータリーシステム(電力供給切替装置及び電力供給システム)」という革新的な特許を取得。これは、電気自動車(EV)充電設備における新たなソリューションを提供する技術です。しかし、まだEVが市場に十分普及していないことから、事業展開の時期を慎重に見極めていました。

このような状況下で、同社は特許を活用した新規事業を本格的に推進することを決断し、プロ人材の力を借りることにしました。異分野への挑戦を成功させるには、特許ビジネスの経験を持つプロフェッショナルが不可欠だったのです。

プロ人材による特許活用と営業戦略の策定

新規事業を率いるために採用されたのは、大手総合電機メーカーで40年にわたり新規事業立ち上げや海外展開を経験したプロ人材です。特許をビジネスに活かすノウハウとリーダーシップを備え、さらに社会貢献への強い意欲を持つ彼の存在が、事業の成功の鍵となりました。

採用後、まず行ったのは特許の強みと弱みの分析です。同時に、特許技術を補完するための新たな特許を発案し、国内外での出願を進めました。また、拒絶されかけていた海外特許に対しても、その重要性を社内に訴え、意見書の作成に尽力しました。

営業戦略では、同社が限られたリソースで最大限の成果を出すために、ターゲット業種や具体的な顧客層を明確化し、効率的な拡販方法を提案。これにより、事業の方向性が定まり、着実な第一歩を踏み出すことができました。

地域社会での認知度向上と販路拡大の成果

藤原氏が参画してから、「船橋市ものづくりグランプリ」と「千葉ものづくり認定製品」の2つの認定を取得。この認定により、地域内外での注目度が高まり、メディアにも取り上げられるなど、多くの反響を呼びました。このような取り組みが、今後の販路拡大に大きく貢献すると期待されています。

さらに、この新規事業の進展に伴い、プロ人材の紹介を通じて営業担当者も加わり、代理店希望の優良企業とのマッチングが実現しました。これにより、事業展開に必要な人脈と支援体制が整備されつつあります。

特許ビジネスを推進するプロ人材の存在意義

プロ人材の存在は、特許の価値を最大限に引き出し、同社の夢である「デファクトスタンダードの確立」に大きな貢献をしています。また、新規事業の成功には、特許を活用するだけでなく、それを基にした具体的な製品やサービスの開発が欠かせません。プロ人材の参画により、製品開発と営業戦略の両輪が効果的に動き始めたことは、同社の成長を後押しする大きな原動力となっています。

挑戦の先にある未来への希望

このプロジェクトは、単なる新規事業の立ち上げにとどまりません。同社のEVロータリーシステムは、カーボンニュートラルの実現や持続可能な社会づくりに寄与する可能性を秘めています。プロ人材の知見と情熱を活かしながら、同社は地域社会のみならず、より広い市場での活躍を目指しています。

今後も、プロ人材と社内のメンバーが一丸となり、この大きな挑戦を成功へと導いていくことでしょう。特許を活用したビジネスの成功例として、この事例は多くの企業にとって参考になるものです。

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