プロ人材活用で青森県住宅着工棟数No.1を実現!
青森県八戸市を拠点に注文住宅・分譲住宅建築を手掛けるタナカホーム株式会社は、創業50年の節目を迎え、着工棟数で青森県No.1を目指すべく大きな組織改革に挑みました。同社が直面した経営課題と、それを解決したプロ人材活用の事例を以下で詳しくご紹介します。
経営課題:現場監督不足と社員育成の課題
タナカホームでは、10年間で着工棟数が大幅に増加し業績も堅調に推移。しかし、現場監督の退職や新卒社員の教育不足が課題となり、建築性能を維持しながら受注を増やすのが困難な状況でした。特に、指導力を持つ経験豊富な現場監督の不足が深刻で、次世代の社員育成や組織力強化が必要不可欠でした。
プロ人材の採用:経験豊富な夏堀大河氏のUターン
プロ人材として採用された夏堀大河氏は、関東圏の大手ハウスメーカーで現場監督として8年間従事。着工計画から引き渡しまでを一貫管理する豊富な経験を持っています。地元青森県で子育てをしたいとの思いからUターン転職を決意し、タナカホームに入社しました。
「木造建築は未経験でしたが、タナカホームで新しい技術を学びながらスキルを磨けることに魅力を感じました。また、休暇を取りやすく働きやすい環境で、日々やりがいを持って業務に取り組んでいます。」と語る夏堀氏。その積極的な姿勢が早速成果を生み出しました。
プロ人材の活躍がもたらした成果
夏堀氏の入社により、タナカホームは以下の成果を挙げました:
- 現場管理効率の向上
夏堀氏が担当する現場ではスケジュール管理や作業調整が飛躍的に改善。住宅着工から引き渡しまでのプロセスが効率化され、2020年には八戸市で住宅着工棟数No.1を達成しました。 - 技術力の伝承と社員育成
大手ハウスメーカーで培った知識と経験を若手社員に惜しみなく共有。新卒社員への丁寧な指導を通じて、次世代の現場監督育成にも寄与しました。 - 組織力強化と信頼関係の構築
夏堀氏の明るい性格とおおらかな姿勢が、社員間の信頼関係を強化。社内の風通しが良くなり、組織全体の技術力向上にもつながりました。
未来への展望:No.1の地位を支えるリーダー育成
現在、夏堀氏は工務課のエースとして活躍中。タナカホームは彼を中心に社員を育成し、木造建築の楽しさと技術を次世代に伝える計画を進めています。社長の新山氏は「夏堀氏には、管理職を目指し、名実ともにリーダーとして活躍してほしい」と期待を寄せています。