アウトレットネット通販からリアル店舗へ転換—ガットリベロ株式会社の挑戦
「もったいないのココロ」で地球を笑顔に
ガットリベロ株式会社は、日用品や家電などを扱うアウトレットネット通販事業を展開する企業です。「もったいないのココロで地球を笑顔に」を合言葉に、過剰在庫や滞留在庫に新たな価値を吹き込む取り組みを続けてきました。しかし、在庫一掃セールの現場で見た「買い物を楽しむ顧客の姿」から、ネット通販だけでなくリアル店舗でも楽しさを提供する必要性を実感。リアル店舗展開に向けたプロ人材の活用を決断しました。
リアル店舗拡大に不可欠な外部プロ人材
リアル店舗展開を実現するため、ガットリベロは「フレキシブル」「パッション」「クリエイティブ」という3つの要件を満たすプロ人材を探しました。マッチングした西川洋平氏は、Webマーケティングやコンサルティングで培った経験を活かしながら、リアル店舗という新たな領域で挑戦を続けています。Web特化型のキャリアを持つ西川氏が、リアル店舗の立ち上げに成功した理由は、顧客視点を重視する企業理念と自身のリーダーシップにありました。
従業員の意識改革と多店舗展開の実現
西川氏は「222(トリプルツー)」というリアル店舗の立ち上げを統括し、商品の仕入れや卸販売を担当。また、社員教育にも力を注ぎ、ネット通販に慣れた社員に対面接客の重要性を伝え続けました。お客様との直接の触れ合いが社員にとって新たなモチベーションとなり、店舗運営全体の活性化に寄与しました。この結果、滋賀県内だけでなく京都府や大阪府にも店舗を展開する成果を上げ、さらなる多店舗展開が見込まれています。
商品価値の再発見で「もったいない」を具現化
西川氏は、商品の新規仕入れ先を積極的に開拓し、豊富な品揃えとコスト削減を両立。顧客にとって「楽しさ」と「価値」を提供する店舗づくりを推進しています。特に就労継続支援A型の人材をバックヤード業務に登用し、地域社会への貢献も果たしています。これにより、同社の「もったいないのココロ」を具現化し、顧客・製造業者・販売業者の三者にメリットを提供しています。
次なる挑戦—関東への進出
「222」の店舗展開が軌道に乗った今、同社は関東への進出を計画中です。西川氏の積極的な取り組みと、同社の理念を共有する姿勢が新たな市場での成功を後押しするでしょう。「もったいないのココロ」を基盤に、ガットリベロ株式会社はネット通販とリアル店舗の融合による持続可能な成長を目指しています。
まとめ
ガットリベロ株式会社は、ネット通販の成功体験を活かしながらリアル店舗展開に挑戦。外部プロ人材の採用により、事業転換と多店舗展開を実現しました。同社の次なるステージとなる関東進出にも注目です。