自社製品開発の未来を切り開く!共和電機工業の挑戦と外部プロ人材の力
外部プロ人材を活用した経営課題の解決
1946年創業の共和電機工業株式会社は、産業用制御装置や自動搬送装置の設計・製造を手掛ける企業です。これまで請負製品を主軸としてきましたが、自社オリジナル製品の開発を強化し、5年後、10年後を見据えた開発体制と人材育成体制の確立を目指しています。そこで、外部プロ人材の力を借り、新製品開発と人材育成の両輪で経営課題を解決する道を選びました。
開発部門の課題:スピード感とチーム力の欠如
同社の開発課員は、これまで個々の力量に頼った開発体制で進行してきました。しかし、迅速な市場対応を実現するには、チームとしての連携や組織力が欠かせません。また、若手技術者の育成も急務であり、リーダーシップを発揮できる外部人材が必要不可欠でした。
マッチングした外部プロ人材の経歴と役割
採用された西山氏は、大手電機メーカーでの研究開発部長として長年活躍し、多くの製品開発とエンジニア育成を経験してきました。地元・石川県への貢献を希望し、共和電機工業の新製品開発プロジェクトに参画。彼の役割は、技術者の教育とモチベーション向上、新製品のプロジェクトマネジメント、そして長期的な人材育成です。
新製品開発のスタートと組織力強化
入社後、西山氏は開発課員全員と個別に対話を行い、ベクトル合わせを重視したチーム作りを開始しました。OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を基本に据え、具体的な教育指導を実施。結果として課員のスキルが向上し、自発的な提案や意見交換が活発化しました。現在、試作品が完成段階にあり、製品の上市に向けた準備が進行中です。
組織改革の効果:社員の意識改革とチャレンジ精神
西山氏の取り組みにより、開発課員は自分たちの仕事に明確な目標を持ち始め、モチベーションが大幅に向上しています。「社員一人ひとりの力を100%引き出す」という理念のもと、彼は全社的な教育活動にも力を入れ、開発部門を他社を凌駕する強い組織へと変革しています。
経営陣からの期待と今後の展望
経営陣は、西山氏のリーダーシップと教育手腕に強い信頼を寄せています。今後は自社製品開発を更に推進し、他社との差別化を図ることで、共和電機工業が持続的成長を遂げることを期待しています。
外部プロ人材活用の成功事例として
今回のプロジェクトは、外部プロ人材を活用することで開発体制の強化と社員の意識改革を同時に実現した成功事例です。同様の課題を抱える企業にとって、外部人材活用は有力な解決策となるでしょう。