外部プロ人材の力で販路拡大と経営課題解決に挑む — 合資会社マルワイ矢野製陶所の成功事例
外部プロ人材活用で新たな販路を開拓、経営課題を解決へ — 合資会社マルワイ矢野製陶所の取り組み
合資会社マルワイ矢野製陶所は、130年以上の歴史を誇るセラミック製品の製造・販売会社です。長年にわたり、洋食器から碍子製造、アルミナ抵抗管の製造などさまざまな事業に変遷し、今では高精度なファインセラミックスの研究開発を行う企業へと成長しました。現在は「200年企業」を目指し、さらなる技術革新を目指しています。
経営課題:新たな販路拡大と営業体制の強化
「オンリーワン企業」を目指し、新規材料や技術の開発に力を入れてきた同社ですが、これまでの営業活動は開発担当者が兼務していたため、積極的な新規顧客の開拓が進んでいないという課題が浮上しました。顧客開拓と拡販の体制を強化するため、営業に特化した外部プロ人材の確保が喫緊の経営課題となったのです。
プロ人材の探し方とマッチングの取り組み
外部プロ人材の必要性を強く感じた同社は、愛知県プロフェッショナル人材戦略拠点と連携し、経営課題を整理。新規顧客獲得や販売促進において経験と知見を持つ営業のプロ人材を求めることを決定しました。また、大企業と地域企業の「プロ人材」情報交換会に参加し、他企業のプロ人材紹介を受け、最適な人材とのマッチングを実現しました。
成果:営業体制の確立と積極的な成約活動
2019年に営業経験豊富なプロ人材が同社に入社してから、営業活動が飛躍的に改善。これまでは未成約に終わった案件の見直しや見積もり依頼の積極的なフォローアップを行い、具体的な成約に繋げています。このプロ人材の参画により、同社は営業システムの構築とともに、積極的な顧客アプローチの実施が可能になりました。迅速な営業体制の構築が実現し、さらなる売上成長に向けての土台が整っています。
プロ人材の声:新たな挑戦と環境への馴染み
営業のスキルを活かせる新たな活躍の場を求めていたプロ人材は、定年を前に同社と出会い、これまで培ってきた経験を活かして営業活動に従事しています。社内の年齢層も比較的近く、すぐに馴染むことができ、やりがいを持って営業活動に取り組んでいます。
今後の展望
合資会社マルワイ矢野製陶所は、外部プロ人材の力を借りて経営課題であった「販路拡大」を解決しつつあります。今後も新規顧客の獲得に向けた営業活動を積極的に展開し、ファインセラミックス分野におけるさらなる成長と「200年企業」のビジョン達成を目指しています。