外部のプロ人材でブランディング強化!株式会社くればぁが経営課題解決に向けた副業活用の成功例

副業・兼業プロ人材の活用で経営課題に挑戦:株式会社くればぁが新たなブランディングと商品開発を実現

株式会社くればぁは、副業・兼業の外部プロ人材を活用し、経営課題であった商品開発や自社ブランディング強化に成功しました。副業人材活用の経緯やプロセス、その成果について、代表取締役社長の石橋衣理さんから詳しいお話を伺いました。

会社概要と事業の展開

創業57年の株式会社くればぁは、繊維加工業を基盤にし、現在は主に工業用メッシュフィルターの加工を行う企業です。防水シートを使った浸水対策製品や高性能マスクの取り扱いも行い、B to Cにも力を入れています。国内外での競争に対応し、商品強化と自社のブランディング強化を目指す中で、副業プロ人材の活用がスタートしました。

副業人材活用のきっかけと経緯

商品開発やブランディングの推進には知的財産(知財)の保護が必要であり、その専門知識が社内に不足していることが課題でした。そこで、愛知県プロフェッショナル人材戦略拠点から副業プロ人材の活用提案を受け、知財に詳しい人材を外部から採用することにしました。さらにプレスリリースに強いプロ人材も登用し、社外向けの情報発信や社内広報に関しても支援を受けました。

副業プロ人材の活用方法とそのポイント

人材紹介会社を通じ、複数の候補者と面談。社内で必要な知識と経歴を持つプロ人材を選出しました。副業人材の参画後は、毎月のオンライン面談や進捗確認を行いながらも、方向性がぶれないように都度確認を取り、密にコミュニケーションを取り続ける体制を構築。副業人材と社内メンバーが対等に話し合うことで、効率的なプロジェクト推進が可能となりました。

副業人材がもたらした成果

知財のプロ人材は、関東での展示会参加などを通じて市場調査を行い、開発中の製品についてフィードバックを提供。商品開発においてアイデアを積極的に提案してもらうなど、社内外の意見交換が活発化しました。また、広報のプロ人材からは、外部と社内に効果的にアピールするための提案が寄せられ、自社の強みを再確認する良いきっかけとなりました。

プロ人材活用がもたらした社内の変化

「副業人材」を活用したことで、課題解決の選択肢が広がり、問題が発生した際に外部の専門家の意見を聞くことができる環境が整いました。これにより、経営者としての新たな視点が生まれ、企業全体の発展を促進する力にもつながっています。コスト面でも、副業プロ人材の導入はフルタイムの社員雇用と比較しても効率が良く、効果的な戦略となりました。

今後、副業プロ人材活用を検討する企業へのメッセージ

「副業人材の活用は、課題を抱える地方の中小企業にも手軽に取り組める選択肢です」と石橋社長は語ります。経営課題解決の手段として外部プロ人材を採用することで、コスト以上の成果が期待できると確信しているとのことです。「外部プロ人材を探す」ことが、中小企業にとっても経営力強化や成長への新たな道を切り開く鍵になるでしょう。

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