品質向上とコスト低減を目指すメイチュウの挑戦!外部プロ人材で進める社員教育改革
株式会社メイチュウが「外部プロ人材」を活用し、品質向上とコスト低減を目指す社内教育強化
愛知県豊川市に拠点を置く株式会社メイチュウは、車両プレス型鋳物製造を専門とする製造業の企業で、従業員数116名。高品質な製品と生産効率の向上を目指す同社は、品質管理や生産性向上の経営課題を解決するため「外部プロ人材」を探し、社員教育を通じた自発的な改善意識の醸成に取り組んでいます。
経営課題と「外部プロ人材」導入の背景
自動車業界での競争力を高めるため、メイチュウは「原価低減」と「品質向上」を重要な経営課題としています。これまで不良削減や生産管理の強化に取り組んでいましたが、鋳物製造の技術特性上、新しい改善手法の導入が難しい状況が続いていました。そのため、社員の改善意識を醸成し、自発的に動ける組織づくりが急務でした。愛知県のプロフェッショナル人材戦略拠点の支援を活用し、経験豊富なプロ人材を講師として迎えることで、内部教育と人材育成の強化を図ることにしました。
プロ人材がもたらした効果と成果
プロ人材は、まず社内教育の教材とカリキュラムを整備し、TPS(トヨタ生産方式)を活かした具体的な事例を用いることで、社員が主体的に課題解決に取り組む力を育成しました。教育内容はあえて答えを教えるのではなく、社員が考える力をつけるための構成にし、これにより受講者の改善意識が育まれました。現在、社員の意識改革が進み、品質向上に向けた改善提案が社内から自然に生まれるようになっています。
企業からの声と今後の展望
メイチュウでは、従来のやり方にとらわれない改善のために、「現場で一緒に働き、汗を流すプロ人材」を求めていました。採用したプロ人材は、製造現場の課題を一緒に考え、組織の雰囲気を徐々に変えています。専務取締役の古田祐行氏は「競争力を高めるためには新しい視点が重要であり、プロ人材の導入によって現場に自発的な改善意識が芽生えてきている」と語っています。今後も社員教育を通じて、品質と生産性の両面で強みを持つ組織づくりを進めていきます。
詳細はこちら:株式会社メイチュウのプロ人材活用事例