副業プロ人材の力でマーケティング強化!旭タカロンの経営課題解決と採用促進の取り組み
副業プロ人材で広報・マーケティング強化!旭タカロンの成功事例と活用ポイント
旭タカロン株式会社は、外部プロ人材を講師として迎え、自社ウェブサイトを活用したマーケティングや広報の強化に成功しました。同社の専務取締役・岩本慎一氏に、副業人材活用に至った経緯や活用方法、成果についてお話を伺いました。
会社概要と経緯
旭タカロンは、エー・ケー・テックと連携し、リサイクルを軸とした環境循環型ビジネスを展開しています。自動車メーカーが多く拠点を構える九州地方で、物流面の利点を活かしつつEV化に対応するため、広報力強化と若手人材育成が重要課題となりました。2022年からの中期経営計画でマーケティング力強化を掲げ、広報強化が必要と感じていたところ、副業プロ人材の活用に至りました。
課題と副業人材活用のきっかけ
広報面での情報発信力の不足は、事業拡大と若手人材の確保におけるボトルネックとなっていました。昨年、副業人材の活用セミナーを受講し、DX推進に必須のITマーケティング力を新卒社員に提供するため、専門の副業人材に講師を依頼しました。副業人材はマーケティングの基礎から数値分析まで、半年間にわたるカリキュラムで指導し、社員が自社のウェブサイトで情報発信できるスキルを身に付けました。
導入による効果と今後の展望
副業人材による広報・マーケティングの講習は、採用面や営業面で大きな成果をもたらしています。採用活動では「ホームページを見て」という問い合わせが増加し、自動車業界外からの新規顧客の問い合わせも増加しました。Z世代社員のクリエイティブな発想が副業人材と融合し、組織開発力が向上しています。
来年の新入社員向けには、事前のeラーニング研修を通じて早期のマーケティング実践を目指す予定です。岩本氏は、「取り組まないことが失敗であり、行動しトライすることで新しい展望が開ける」と語り、他の中小企業にも副業人材の活用を推奨しています。