副業プロ人材で経営課題を乗り越える!側島製罐の新商品開発とその挑戦
側島製罐株式会社(創業117年、愛知県)では、「外部プロ人材」を探し、経営課題に向き合う中で新商品開発に挑戦しました。この取り組みとその成果について、副業人材活用を推進した石川貴也さんからお話を伺いました。
副業人材活用の背景と経緯
長年、一般缶の製造を手がけてきた側島製罐ですが、売上低下が続き経営課題が山積していました。新たな活路を見出すため「副業人材活用」セミナーに参加し、愛知県プロフェッショナル人材戦略拠点のサポートを受けて副業人材の導入を決定。BtoBの下請け企業として新しい事業に挑戦するため、プロフェッショナルな知見を持つ「外部プロ人材」を探し、実際の業務を担える人材の力を借りることにしました。
外部プロ人材によるプロジェクト内容
「副業プロ人材」にはIT企業の社長と大手電機メーカーの研究員が参画し、新商品のアイデアとして「缶に入ったお菓子」と「UVライト付きマスク殺菌缶」を開発。しかし、プロジェクトは試行錯誤の末、商品化には至りませんでした。ブランド価値の不足やオンライン上での共同作業の難しさなど、プロ人材活用の課題が明らかになりました。
プロ人材活用で得た学びと次の展望
副業人材との協力で、自社の力不足や、プロ人材と目線を合わせた取り組みの必要性を実感。「何のためにやるのか」を明確にし、経営目標に沿ったプロジェクト体制の構築が重要であると学びました。この経験からMission・Vision・Valueの策定プロジェクトを立ち上げ、自社の理念形成に取り組んでいます。今後は理念に共感する人材を集め、「社会にとって価値あるものづくり」を目指したいと考えています。
詳細はこちら:側島製罐のプロ人材活用事例