自動車業界依存からの脱却へ、石川製作所が「外部プロ人材」を活用して得た成果とは
株式会社石川製作所(愛知県東郷町)は、金属線材のフォーミング加工を手掛け、自動車部品を主力製品としています。昭和21年に創業し、平成20年に現在の東郷町に移転。長年、売上の99%を自動車業界に依存しており、EV化に伴う売上減少が予想されているため、経営課題として新規顧客開拓や他業界への展開を模索しています。このような背景から「外部プロ人材」を探し、経営課題解決のための新たな体制づくりに着手しました。
経営課題と「外部プロ人材」活用の経緯
「経営課題解決のための人材活用セミナー」に参加したのをきっかけに、愛知県プロフェッショナル人材戦略拠点と連携し、他業界の市場調査や販路拡大のサポートを行う副業人材を「探す」ことを決定。10名からの応募を経て、豊富な経験を持つ2名を採用し、経営課題解決に向けたプロジェクトがスタートしました。
プロ人材の具体的な業務と成果
1人目のプロ人材は、当社の強みや外部環境を分析し、新規事業の方向性や営業戦略を策定。さらにローカルベンチマークや経営デザインシートも作成し、他業界への展開に向けた基盤を整えました。この成果を基に、展示会出展や新規営業活動を進めています。
2人目のプロ人材は、Zoomを活用し、土日を中心に市場調査や企業リストの作成、営業方法の検討をサポート。新しい取引先への接触まで進展し、今後の営業活動に大きな貢献をしています。いずれのプロ人材も当社に不足していたノウハウを提供し、経営課題の解決に寄与しました。
今後の副業人材活用に関するメッセージ
副業人材を活用することで、固定費を抑えつつ、専門的な知見や進捗の強制力が得られる点が大きなメリットです。正社員に頼るだけでなく、「外部プロ人材」を積極的に探すことで、計画的な業務遂行が可能となり、短期間で成果を出せる体制づくりを推進できるでしょう。
詳細はこちらをご覧ください:石川製作所のプロ人材活用事例