経緯・背景

先代から事業を引き継ぎ取引先顧客も増加していく中で、感覚に頼った営業活動や顧客の希望があってはじめて行動するといった受注も増えてきたことを社長自身が課題として認識しており、蓄積された社内データを可視化できるものが必要と考えていた。

社員からも改善の声が上がっていたが、社内にデジタルに詳しい人材が少なく、今後の事業展開を考えていく中で同業他社との差別化（顧客ごとへのよりきめ細かい対応）を図るためにも、副業人材を活用し業務効率化を目指すこととなった。

課題

社内データの可視化というテーマではあるが印刷業界の特性もある為、他業態からの副業人材を受け入れる際の、社長と副業人材側とのイメージの共有、また、「人とのつながり」を企業理念としていることから、副業人材と既存社員とのプロジェクトに対する問題意識の共有を念頭に置いて取り組むこととした。

自社社員のスキルアップや今後の人材採用において今回の「仕組み作り」を始めとした社内体制の強化は不可欠であり、デジタル化の推進についても引き続き改善意識をもって取り組んでいくこととした。

拠点による取り組み事項

地域金融機関からの紹介によりプロ人拠点からマネージャーが訪問し、社長と現在の経営課題や将来に向けての取り組みについてディスカッションを行った。社長自身の描いている構想を実現するために、必要な人材像を明確にして人材ビジネス会社へ展開し、人材の採用に至った。

採用企業の声

はじめての副業人材採用ということもあり、当初は不安な面もありましたが、副業人材の方は非常にスピーディーなレスポンスでご協力を頂きました。また柔軟な提案も頂き、社内では無い知見も得ることが出来たことはとても有意義でした。このような機会を頂きました地域金融機関と愛知県プロフェッショナル人材戦略拠点には大変感謝しています。

プロ人材の声

この度は改めてありがとうございました。今回、プロジェクトが上手く進められた背景には、社長様のスタンスが非常に大きいと考えてます。具体的には、問題が発生した際の素早い意思決定や、社内の業務フローの可視化など、非常に献身的に伴走してくださり感謝しています。