活⽤事例

トップ活⽤事例 > 株式会社協同電子

⼈材ビジネス事業者をマッチング

株式会社協同電子

所在地
愛知県清須市
業種
製造業
従業員数
87名
事業概要
電子プリント基板の設計製造・産業機器用制御盤、 電子機器の組立 他
https://www.aichi-projinzai.jp/archives/case/kyododenshi

組織の潤滑剤としての責任者採用で

全社的な品質・生産性底上げを実現

 

取組のポイント

  1. 円滑なコミュニケーションで品質底上げ
  2. 従業員の中長期的な育成へ着手
  3. 事業承継を見据えた新社長の右腕人材へ

 

抽出された経営課題

~QCD確保の基盤となる組織体制の構築~

当社は自前の商品開発や生産~検査ラインの設計ができる設計部門を有していることを強みに、大企業~中小企業まで、業種も様々な先との取引実績があります。お客様の期待に応え続けていくためには、製品の企画設計およびQCDを意識した開発を常に追求していかなくてはいけません。そして、それを可能とする組織体制の構築が当社の課題となっています。また同時に、事業承継を見据えて、新社長を支える人材も必要としており、ものづくりの基盤となる「人づくり」を進めるためにも、ものづくりの知識・経験を有し、指導もできる人材の確保が必要でした。

 

プロ人材に与えられたミッション

~品質・生産性の全社的なレベルアップ~

特定の製品の課題ではなく、全社的な品質・生産性の底上げを期待して、品質管理部に勤務してもらいました。課長として裁量をもって現場を回ってもらい、「工程を正確に決めて、工程でやることを明確化する。」という品質管理の基礎から現場指導をお願いしました。また品質管理の仕事は、一人でできる仕事ばかりではなく、各現場との関係性が必要ですので、特にコミュニケーションを重視してもらうようにお願いしました。また、社内勉強会の運営を引き継いでもらい、従業員の知識向上もお願いしました。これにより従業員を中長期的な視野で指導・育成する体制強化をして、組織力を向上させたいと考えました。

 

プロ人材がもたらした効果

~組織の潤滑剤となり品質を底上げ~

期待通りに、頻繁に現場とのコミュニケーションをとってもらい、組織の潤滑剤となってもらっています。組織で仕事をする意識を浸透させて、隠蔽しない風土を醸成しながら、従業員の指導にあたってもらっています。また、引き継いでもらった勉強会の運営も、徐々にレベルアップしています。品質管理手法のレクチャーも行ってもらい、従業員がより品質に興味を持ってもらえるようになりました。

 

 

プロ人材の声

入社した経緯

これまで自動車部品をはじめ、複数の製造業で品質管理を経験してきました。電子機器やプリント基板は未経験の領域でしたが、「ものづくり」としてベーシックな部分は共通しています。当社の規模であれば、これまでの経験を活かしながら、思い切った仕事ができると思い、入社を決断しました。

 

入社してから携わった業務

入社時から、社長より、「全社的な品質・生産性の底上げ」という勅命を受け、品質管理部を任されることになりました。課長という役職をいただいて、裁量を認めてもらいながら職務にあたっています。品質管理の仕事は、コミュニケーションがとても重要になります。権限を振りかざして、委縮させてしまうと隠蔽する風土が生まれてしまいます。そのためまずは現場を頻繁に回り、多くの従業員とコミュニケーションを良くとることから始めました。現場で、従業員の愚痴も聞きながら、電子機器やプリント基板について勉強もしつつ、これまでの経験を踏まえた現場指導を行っています。また、会議の運営を引き継ぎ、従業員の品質管理知識向上も行うようになりました。

当社での働きがい

もともと「皆で一緒にやる」というのが好きで、今はそれが実感できています。社内には良い方が多く、チームで仕事をする良さを感じています。決して規模の大きな会社ではなく、頭数の面でもうちょっと人がほしいと思うこともありますが、楽しく仕事ができています。裁量を持たせてもらいながら、自分の能力を活すことができ、部門間の横のつながりが大切な重要な仕事を、雰囲気良く進められています。

 

 

企業からの声

統括部長 小塩 康洋 

中小企業においては、人が大切であると実感しています。人の入れ替わりが続いてしまっては屋台骨が整いません。たとえどんなに立派な建屋を持っていても、そこで働く人こそが大切です。品質管理の仕事は「GIVEを先に」を意識しなくてはいけません。「○○してくれないならやらないよ」という閉鎖的な雰囲気が生まれてしまうと、非常にやりづらくなってしまいます。あるいは部署間で、「ここはうちの範疇ではない」となってしまうとこれも大変です。こういったことから「サービス業としてのマネージャー職」が大事だと思っています。長尾氏にはそれを十分理解して実践してもらえており、活躍していただいています。今後も従業員の指導にあたってもらいながら、当社が迎える事業承継も踏まえて、新社長の右腕人材を担ってくれることを期待しています。

採⽤したプロ⼈材情報

氏名:
長尾 康宏  氏
役職名:
課長
年齢:
50歳
家族構成:
妻 子供2人
主な経歴:
自動車部品製造業をはじめ 複数社で品質管理を経験

Copyright 2012 by AIBSC.JP All Right Reserved