⼈材ビジネス事業者をマッチング
当社の流通センターが建設されて35年、顧客である工事店が必要とする商品を全社一括で取り扱い、必要なロット数で販売することをコンセプトとしてきました。しかし、現場の人手不足や働き方改革などが深刻な課題として抽出され、物流のIT化ができていないことが一つの大きな要因でした。この課題解決のため、将来的に新物流システム(物流+ IT)による物流改善を行うことが不可欠と考えました。
2年ほど前から物流センターの移転計画を進めていました。物流センターの移転には、たくさんの商品を決められた期間内で移動、配置する必要がありました。また移転後より、社内の物流ルートを大きく変更してスタートする計画をしていましたので、事前に問題点の洗い出し、対策、変更、ルール作りなど検討が必要でした。物流経験があり、一緒に話し合いながら改革をできる方を探していく中で、井手氏と出会うことができました。
予定した配送体制を変更する必要があったため、今できる最善の提案を経営と一緒に考え話し合いながら実行してもらいました。倉庫内の安全対策として、通路表示、リフトとバックラインなどがわかるよう改善してもらい、現在は効率化のためのレイアウト変更を実施してもらっています。
全社的には倉庫の広さと配送便の数を有効利用することで一営業所の在庫数を削減でき、在庫をジャストタイムで入荷させることで、在庫管理の時間を減らす効果もありました。
過去の物流の経験を活かしつつ新たな立ち上げを経験することで更なる成長が見込めると思ったためです。
入社後、本社で新物流センターの計画・立案に従事した後、2020年5月に完成した新センターのセンター長に着任。センターの人員構成はセンター長以下8名(正社員6名、パート2名)で、年長者の方も多いですが、意見を聞きながら物流改善に取り組んでいます。
入社後、新センターの立ち上げに携わり倉庫内棚レイアウトや商品配置を任せていただきました。稼働後はこれまでに培ってきたスキルと経験をもとに業務改善策を考え、現場に内容を理解してもらいながら、ミスの撲滅および現場効率のアップに重点をおき業務に取り組んでいます。商品知識や業務内容を理解すればするほど自分がさらに成長していることを実感できているところに働きがいを感じています。
業務改善は一人ではできません。改善を取り組む前に、まず所員との信頼関係を構築できないと、良い意見も本当の課題も見えてきません。井手氏の所属するテクニカルセンターには、社歴の長いスタッフがたくさんいます。そのスタッフ達に業務の事を教わりながらも、短い期間で流れを把握して、今では業務の指示が出せるようになってきました。内容もわからないのに、上から指示するのではなく、しっかり現場に入って仕事を理解して、一緒になって作業を行う姿がベテランスタッフからの信頼を得たと感じます。今では普段から、業務改善の提案意見がスタッフから出るような環境になっています。在庫の見直しなど、今後益々の活躍を期待しています。
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